無の探求

通称「なす」 無色で無職な無敵なフリーライター。まだ誰にも染められてません。今ならあなた色に染めるチャンス。2017年7月18日ブログ開設。

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【千年戦争アイギス】ナルサス炎上事件と激動の8月を振り返る

事の発端の記事はこちら

www.munotannkyu.com

たった一度のコラボでゲームの寿命を大きく縮めてしまったアイギス。ナルサスの残した傷跡は癒えることなく、ゲームはもはや彼を中心を動いているとも言える状態になりました。未だ炎上し続ける激動の8月ももう終わりなので、今回は出来事をまとめていきます。

 

 

8月のアンナさん

表示される度に王子たちから辛辣な言葉を浴びせられ続けたアイギスのプロモーションツイート。特に「②ゲームバランスの調整が上手くいまだにインフレほぼ無し」というフレーズはナルサス事件の直後だけに強烈な皮肉でしかありません。

無能さが露呈した大規模バランス調整

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経緯と概要については上の過去記事を参照。

クラス「猫又」の覚醒実装

ほぼ誰も使っていない上に1人しかいないクラス「猫又」。

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一切攻撃しない代わりに「範囲内の敵を2割弱体化し、同時に範囲内の味方を1割弱体化」というあまりにも尖った性能を持っていました。それが覚醒実装でどうなったかというと、2割デバフが2.5割になって本体に雑魚トークンが追加されただけです。あまりに微妙すぎる強化に対し、コストはしっかり3上昇。味方への被害が軽減もしくは削除されることを望んでいた多くの王子たちを失意のどん底へと叩き落しました。これにより、ハズレ黒ユニットとしての地位を不動のものに。

選択の余地がないソルジャー第二覚醒

第二覚醒の分岐についてはwikiの表を借ります。

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簡単に言うと、「戦闘能力を純粋に強化したウォリアー」と「支援能力を強化して軽量化したコマンダー」です。

しかし、ソルジャーに戦闘力を求める王子などいません。ソルジャーは出撃コストを増加させるためだけの序盤専用クラスみたいなものなので、前線に配置することはまずありません。

火力が2,3倍に強化されるならそれもアリですが、ウォリアーもコマンダーも火力差は1割ほどしかなく、どこが戦闘特化なのかまるでわからない有様。おまけにコマンダーよりコストが2も多く、コマンダーは全体バフまでついています。でもウォリアーは20%の確率で被ダメ無効か連続攻撃が発動するだけ。しかもソルジャーは攻撃速度が速くはないため、手数的にさほど期待もできない。

反論の余地は一切なく、完全にウォリアーはハズレ枠です。その結果、プラチナ以下で分岐がウォリアーにされたソルジャーは全てハズレ認定されることとなったのは言うまでもありません。

遅すぎたUI改修

サービス開始から4年目を迎えようとしている長寿でありながら、今頃になって「レベルアップ時のスタミナとカリスマの上限突破回復」が実装されました。これまではレベルアップ前に調整しておかないとかなり無駄になっていたわけです。

覚醒オーブの確認画面や出撃条件ソートも見やすく改修されましたが、あまりに遅すぎる対応なだけに素直に評価する王子はさほどいなかったようです。ナルサス事件が未だ尾を引いていたこともその要因でしょう。

覚醒で使い勝手が落ちたデモンサモナー

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みんな大好きラピス様がついに覚醒。

今まで覚醒すら未実装なのに大暴れしていたことを考えると、かなり控えめな覚醒になることは予想されていました。そしてその通りになったのです。

僅かなステータス上昇と引き換えにコストが3上昇。そしてトークンまでコスト上昇。

もともとデモンサモナーのトークンは低コストで高い魔法耐性を持つことから避雷針や挟み込みとして非常に優秀だったのですが、コストの上昇によってその利点が弱体化。

しかもコストが増えた割に対して強くもなっていない。そして覚醒アビリティも「トークン強化」というコレジャナイ感。

彼女以外のデモンサモナーも同様の被害にあっており、場合によっては覚醒しない方が使いやすいこともあり得ます。大幅に強くなるはずの覚醒で逆に長所をつぶして弱くするという荒業を成し遂げた運営の調整能力はもはや誰も信用していません。

ファランギースの更なる進化

 アーチャーの第二覚醒実装は絶対に荒れると予想されていました。それはファランギースがアーチャーだからです。

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ナルサスと共にヘイトを集め続けた結果、いつの間にか「絶世のブス」とか「絶ブ」とか言われるほどに嫌われてしまった「’自称’絶世の美女」のファランギースさん。

既にアーチャーどころか大半の遠距離物理職を殺している彼女ですが、彼女に割り当てられた第二覚醒クラスは「セレーネ」でした。内容は以下を参照。

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簡単に説明すると、「ステータスと飛行特攻と射程アップのセレーネ」に対し、「ステータスそのままで攻撃速度とスキル回転率が上がったラピッドシューター」。

ちなみに、ファランギースは素でラピッドシューターとセレーネの両方の特性を持ってます。もうその時点で色々オカシイんですが、あろうことか更にステータスと射程が伸びるセレーネが割り振られてしまったわけです。

その結果、画面のほとんどを覆いつくす射程と最高クラスの火力に更に磨きがかかりました。もう海賊やモンスタースレイヤーなんて比べる価値もないほどの性能差がついてます。

悪名高きヤシャスィーンGIF

さすがに運営もナルサスの強さはマズいと認識し始めたらしく、彼の実装後は露骨にヤシャスィーン対策が施されたギミックが多数用意されました。

ちなみにヤシャスィーンとはアルスラーン世界における「突撃」を意味する言葉ですが、ナルサスがタワーディフェンスを蹂躙する様をまとめたGIFがあるのでまずはそちらをご覧ください。

 

おそらくゲームを知らない人でも異常さがわかるのではないでしょうか。このシリーズは新しいクエストが出るたびに有志によって更新されており、今のところ彼がヤシャスィーンできなかった高難易度マップは存在しないようです。

最新のナルサス対策

8月31日に開始された新イベント「王者たちのバトルロイアル」

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目玉のキャラがかなりのイロモノだという点を除けばいつも通りの通常イベントですが、露骨なナルサス対策が施された失笑イベントだったことが判明します。

倒すと敵が強くなるギミック

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画面右上にポツンといる敵ですが、コイツを倒すと敵の強さが5倍になります。正確には「コイツがいることで敵のステータスが80%減少」しているという状況なのですが、コイツ自体は非常に弱いのであっさり倒せます。

ナルサスでヤシャスィーン(射程1000なのでどこで発動しても当たってしまう)すればコイツは簡単に消し飛ぶので、ナルサスを完全に封じることができるわけです。

といっても、最終ウェーブでコイツもろとも敵を消し飛ばす方法ならば特に問題なかったりします。エンチャンターも混ぜれば敵の守備ステータスの影響は無視できますしね。

ナルサスの巻き添え

この問題の本質は単純ではなく、一番大きな問題はナルサスを封じるギミックのせいでその他のユニットまで影響を受けてしまう点です。上の場合だと、右上には遠距離ユニットを配置できなくなるわけです。

また、こういったギミックを追加したことで「運営はナルサス自体を調整する気はない」ということも確定的となりました。正確には「版権的に調整できない」ということだと思いますが、そんなものを安易に実装してしまったのは100%運営の過失なので擁護はできません。

突出したものを実装してしまうと、それからは全てそのキャラを基準に調整しないといけなくなるわけです。この状況が招くのは超インフレ、巻き添えを食うユニット、更なるインフレでの誤魔化しなどなど。

正にパズドラの「曲芸師騒動」そのままなわけです。今回のイベントギミックは正にその第一歩で、アイギスはその曲芸師ルートを順調に進んでいます。肝心のバランス調整もひどい有様に終わったため、本当に終わりが近いのかもしれません。もともとゲーム性を高く評価していた私としても非常に残念です。

データで見るアイギスの炎上

ナルサス事件が実際にどの程度売り上げに影響したのかを調べてみました。

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グラフはios版アプリ(千年戦争アイギスA)の売り上げランキングです。適応範囲は「日本のゲームアプリカテゴリ」でソートしてあります。

ちなみにナルサス及びコラボイベントは「アイギスA」と各種一般版でしか実装されていません。そのためandroidとブラウザのR版の売り上げは間違いなく下がっていたはずですが、そちらは提供元がGoogle PlayではなくDMMゲームストアなので売り上げデータを取得できませんでした。

ちなみにコラボ開始は7月6日。終了が7月20日です。

売り上げ的にはさほど変化なし

結論から言うと、アイギスAの売り上げに関してはコラボ前とコラボ中でさほど変化していません。

ちなみに当時のガチャラインナップはこちら。

7月6日はこれ↓

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7月13日はこれ↓

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コラボ翌日の7日の売り上げが妙に高いのは強キャラの「リンネ」が確率アップ中だったということもあるかもしれません。それに対し13日はゴミ同然のアルスラーンが追加されただけで、それ以外は特に狙い目のキャラもいなかったので売り上げ大幅ダウン。

コラボ中よりもコラボ後の方が深刻

コラボ中はまだ運営が炎上についての声明をだすかもしれないという期待が多少なり存在しました。しかし、それが全くないまま完全スルーしたことが確定的になったことでその後のランキングが酷いことになってます。

ちなみにダウンロードランキングはこんな感じです。

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コラボ開始の6日を境にとんでもない急上昇をしており、怖いもの見たさなのか意外と注目されていたことがわかります。しかし、8月を境に急降下しているのがわかると思います。

王子たちのアツいネガキャン

これほどまでにダウンロード数が減少したのはおそらく王子たちのネガキャンが原因でしょう。とりあえずこの画像をご覧ください。

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8月時点でのiosのアプリトップ画面ですが、評価が☆2になってます。

しかも内訳はこんな感じでほとんど☆1です。

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レビューの中身はこんな感じ。

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ちなみにこれ、表示の順番そのままです。上からそのままスクショ撮って繋げただけなので、順番の並び替えや☆1のピックアップなんかはしていません。

総合☆2になってる上にレビューがこの有様では、新規が寄り付くわけないですよね。

「アルスラーン戦記」の現在

www.j-cast.com

アイギスが未だ炎上する中、当のアルスラーン戦記は30年にも及ぶ歴史に幕を降ろしていました。ツイッターで検索してみると大量の祝福コメントがありますが、3割くらいはアニメから参入したであろう女性ファンのようです。

やはり30年の歴史というだけあってファン層はかなり厚いと思われます。その一方でアルスラーン完結のファンコメントの中にはアイギスに関連するものほぼ存在せず、アルスラーンファンにはまるで見向きされていなかったことがほぼ確定的になりました。本当に一体何のためのコラボだったのやら。

高畑氏が語る生放送の手応え

www.exchangewire.jp

例の生放送で唯一身元を明かしていた広報の高畑氏。意識の高い髪型と「インセンティブ」というビジネス用語の多用により一際存在感を放っていました。ユーザー向け生放送であえて一般的ではない表現をゴリ押しする様はまさに意識高い系の象徴のようでした。

ちなみにインセンティブの意味は以下の通り。

インセンティブ(incentive)は「人の意欲を引き出すために、外部から与える刺激」のことです。 例えばプロスポーツチームと選手が、成績による出来高制で契約を行う場合、「出来高の仕組みを選手に与えること」をインセンティブ(=動機付け)と呼びます。

かなり簡単にいうと「報酬」のことです。氏は「大討伐クエストに参加して倒した数に応じてインセンティブを得られる」と表現していましたが、すごい違和感ですよね。社内会議でもないのになぜそんな言い回しでわかりにくくしたのか謎です。

さて本題ですが、高畑氏は例の生放送にかなりの手応えを感じているようです。おそらくハッシュタグのリツイート数や視聴者数のような表面上の数値だけを指して発言したのだと思いますが、あの酷すぎる生放送を実際に見たユーザーは口が裂けてもそんなこと言えないと思います。

リツイートキャンペーンも結局最後は未達成でしたし、肝心の生放送の内容や進行具合については記事内で一切言及していません。表面上の数値だけで「大成功」だと盛り上がっている様は非常に愚かしく、果たして今後に生かすことが出来るのか怪しいところではあります。

まとめ

8月は実にエキサイティングでした。バランス調整で荒れ、覚醒実装で荒れ、イベントで荒れ、おまけにTwitterでアンナさんまで煽りだす始末。コラボが終わって1か月経つというのに、ゲームの流れが未だにナルサスに支配されているあたり王子たちの予想通りの展開になってしまいました。

「皆の記憶に残るコラボ」という意味では大成功なので、これからもアイギスにはエキサイティングなコンテンツを提供してくれることを期待しようと思います。あれだけ猛批判しておきながらもなんだかんだ炎上を楽しんでいる節があるあたり、ファンとアンチは紙一重なのだと改めて痛感した私でした。

 

次回の生放送まとめ↓

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