無の探求

通称「なす」 無色で無職な無敵なフリーライター。まだ誰にも染められてません。今ならあなた色に染めるチャンス。2017年7月18日ブログ開設。

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DMM GAMES新作「DOAX VenusVacation」プレイレポート

本作「DOAX VenusVacation(デッド オア アライブ エクストリーム ~ヴィーナスバケーション~)」はPS4とPSvitaで展開していた前作「DOAX3」に新キャラを1名加えた基本無料のPC版です。といっても前作のあまりの酷評っぷりからエロ要素だけのクソゲーなのは最初からわかりきっていたわけですが、「エロバレー」という甘美な響きには抗えず、なんだかんだある程度やりこんできました。今回の記事はそのプレイレポートとシリーズの簡単なおさらいです。

 

 

DOAXシリーズとは

通称「エロバレー」。コーエーテクモの有名IP「デッド オア アライブ」という格ゲーに登場する女の子キャラだけを集めてビーチバレーさせるゲームです。時代を追うごとにグラフィックの進化が顕著になり、PS4時代に突入すると女の子の質感をよりリアルに再現した「やわらかエンジン」というパワーワードで一躍有名になりました。最近ではVR対応も始まりましたが、これは大半がエロ目的でVR環境を整えていたであろう紳士たちを歓喜に震えさせます。

グラフィックの進化は以下の比較を参照

※ナンバリングタイトルのみ

デッド オア アライブ エクストリーム ビーチバレーボール

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2003年1月23日にXboxで発売。DOAシリーズ初の派生タイトルで、これが最初の「エロバレー」である。10年以上前のソフトとハードだが、当時の水準ではかなり頑張っているグラフィックだった。

デッド オア アライブ エクストリーム2

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2006年11月22日にXbox360で発売。前作の好評を受けて製作された二作目であり、DOAシリーズ10周年の記念作品の1つでもある。ハードの進化により、グラフィックが向上。

デッド オア アライブ エクストリーム3

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2016年3月24日にPS4とPSvitaで発売。前作から10年の時を経て大幅に進化したグラフィックは多くのゲーマーに衝撃を与えたが、リアルになりすぎたせいか色々と露骨になってしまい、何かとエロ方面に厳しい欧米での発売が困難になった問題作でもある。

シリーズの評判

基本的にゲーム性を度外視して「かわいい女の子たちのキャッキャウフフを眺める」ことだけに特化したゲームになってます。そのため「ゲーム」としての評価は散々たるもので、レビュースコアは「グラフィック☆5」「ゲーム性☆1」といった極端なものしかありません。

例えばDOAX3のアマゾンレビューはこんな感じになってます。

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見てのとおりほとんどが☆1で、トップレビューはこんな感じ。

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全文表示だと凄まじく長いので短縮されたまま掲載してますが、「徹頭徹尾面白くない」と誇張された箇所に全てが集約されています。

かくいう自分もPS4で基本無料版を遊んでみましたが、とにかく酷いです。基本無料なのでキャラが1人しか選べないのはまあ仕方ないとして、まず気に入った水着を女の子に着てもらうためにはオンラインストレージやUSBを利用したリセマラ(数十から数百回は覚悟)が必須です。着て貰うためにはプレゼントして受け取ってもらう必要がありますが、ほとんど拒否られるからです。入手のためのバレーや各種アクティビティも決まったボタンをポチポチするだけのルーチンワークで、スマホゲーもびっくりのゲーム性のなさです。更に限定水着のDLC商法もかなりえげつなく、全部揃えようとすると数万~数十万円かかります。

元々ゲーム性が皆無なのはわかりきっていても、あまりにゲームとして破綻していたことがこの☆1ラッシュの要因です。では最新作ではそのへんどうなったのかをレポートしていきます。

「DOAX VenusVacation」プレイレポート

本作はブラウザゲーではなく、「DMM GAME PLAYER」とクライアントデータのインストールを前提にした仕様となっています。推奨スペックもなかなかに高く、そのへんのノートPCはもちろんメーカー製デスクトップ(オンボード)なんかは起動すら困難だと思った方がいいでしょう。

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ちなみに私のPCはGTX750Tiとかいう化石グラボですが、最高環境でも普通に動きました。さすがに60FPS以上でぬるぬる動かすのは無理でしたが、30~40FPSくらいで安定はしてるのでとりあえずはOKとします。

開始からチュートリアルまで

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まずはプレイヤー名を決めなければならないが、どうせ女の子たちがその名前で呼んでくれたりするわけでもない。こんなのはてきとーでいい。

 

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名前が決まったら今度は初期キャラの選択に移ります。

 

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初期で使えるのは2名だけ。それ以外はガチャで該当キャラのSSR水着(排出率1%)を引き当てるか、該当キャラのSR水着(排出率10%)を50個引き当てて専用通貨に換金することで選択可能となります。ミスタイプじゃないですよ?排出率10%の水着を50個です。ちなみにガチャ1回は500円相当。しかも10キャラいる中でそれぞれ対応している水着を50個ずつです。

ちなみに課金で直接キャラを追加開放する手段は用意されていません。つまり初期で選んだキャラ以外はガチャ運でしか開放できない仕様になっているわけです。

極端な話、運が悪ければ10万課金しても誰一人追加開放できない可能性だってあります。とりあえず初期キャラは慎重に選べってことです。

 

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キャラ選択後はお約束の茶番が始まり、ホーム画面にいくなり強制チュートリアルの開始。しかし、説明を流し読みするだけで「高レアでステータスを上げて殴るだけ」のゲー無だとすぐにわかります。

 

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そしてやってみるとガチでただの数値ゲーだったことがわかりました。詳しくは以下に続きます。

 

ステータスVSステータスの単純なゲーム性

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とりあえずオーナーLv17、ランクAの後半まで気合でゴリ押ししました。その過程でわかったことを列挙していきます。

まず一言。

 

このゲーム、SSR水着以外はゴミです。

 

もちろん観賞用としての用途はあります。ゴミというのはステータス的な意味です。SRとのステータス差が半端じゃなく、SSRが一枚もない状態だとランクBすらクリアできません。強い人とフレンドになったり、助っ人で強い人がランダムで選ばれたりしない限りは難所の攻略は100%不可能。強化もSSR以外はまるで意味がなく、SR以下の強化は貴重な育成リソースの無駄遣いになります。

しかも各種水着ごとに重ね合成でのスキルレベルアップがあり、これが非常に厄介。レベルを上げるとスキルの発動率と強化補正率を大幅に上げることができますが、排出率1%のSSRなんて複数引いて重ねられるわけがないです。でもランクAになると敵ペアのステータスがスキルレベリング済みのものになっており、高確率で強化済みスキルを連発してきます。

相手のスキルが発動するとコチラがよほど強くない限りはほぼ強制的に負けになるため、ランクA以降はSSRを持っていても運ゲーになります。作戦指示も「戦力が拮抗している場合」にのみ意義がある存在で、差が大きい場合は意味のない要素です。

ちなみにSR水着は各キャラの髪型の追加を行うために12個(これも各キャラごと)も引いて交換メダルに分解する必要になります。つまり、SRは使うのではなくメダル用に分解するために存在しているようなものです。あらゆるゲーム要素がSSRを引いていることを前提に設計されているといっても過言ではありません。

事前登録分と不具合補填で結構な数の課金石が配布されていますが、それでもSSRを引ける確率はお察し。私はAランクまでの報酬も含めて運よく4枚も出ましたが、もし1枚も引けていなかったら間違いなくすぐに辞めてました。

必要回数がとんでもなく多い周回イベント

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初イベントは「はじめてのパジャマパーティー」と銘打たれたもので、限定水着(水着じゃないけど)はパジャマやワンピースなど。

コンセプトはいい。限定コスもいい。

 

でも交換レートが頭おかしい。

 

金と銀のトロフィーがイベントステージで入手できるのですが、銀トロフィーで手に入るのは基本的におまけアイテムだけ。目玉は基本的に金トロフィーに集中しています。

ちなみに金トロフィーはAランクの後半ステージを10回クリアして1,2個出る程度の絞り具合。FP(スタミナ)を溢れさせない運用でも回復アイテムなしだと1日にできるのはせいぜい15回くらいがいいとこです。

そして金トロフィーの交換レートはこんな感じになってます。

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これは一部ですが、人気の出そうなポーズチケットは10~50個必要になってます。これは女の子にプレゼントすると撮影時にそのポーズを指定できるアイテムですが、もちろん1枚だけでは女の子全員にそれを対応させることはできません。そもそも金トロフィー10個集める時点でかなり無理ゲーです。50個なんて正直無理かもしれないです。各ポーズごとに必要個数を露骨に変化させてるのもかなりアレですし、こんなとこで厳しくしてもスタミナ回復アイテムに課金する人なんているんでしょうか・・・。

ちなみにSSR2枚をそれなりに強化してもAランクはなかなか安定しません。そもそもSSRなしだとBランクあたりで詰まると思うので、金トロフィーを手に入れるためにはSSRが必須なわけです。何でこんなバランスで実装してしまったんだ。

際どさ全開のガチャ

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SSRだとシャワールームで鼻歌を歌う演出、SRだとシャワールーム(声なし)の演出。尚どちらも全裸である。繰り返す、全裸である。背後から舐めるようなカメラアングルになります。

まあ大事なところはもちろん見えないんですが、これをR-18ではなく一般で出すのは流石DMMというかなんというか。出て来た水着を試着する演出もあり、この辺はガチャとしてはかなりいい出来だと思います。でもキャプチャ載せるとアレなので、気になった方は頑張ってSSR引いてください。

ちなみに課金石はステージクリア報酬とログボ、デイリーミッションでそこそこ手に入ります。

その他もろもろとまとめ

このゲームのメインともいえる撮影モードも触ってきましたが、アングル操作の幅が狭く操作レスポンスも悪いです。また、撮影で最も使いたいポーズチケットを手に入れるためには凄まじい苦行を強いられるので、まずはそれを乗り越える必要があります。

総評としては、アマゾンレビューの例に漏れず「グラフィック☆5」「ゲーム性☆1」です。あと露骨な調整で課金誘導が酷い点も含めれば「運営も☆1」ですね。

そういった負の側面に目を瞑り、ただただ眺めることだけを目的とすれば無料で遊べる素晴らしいゲームとなります。現状では話題性の先行でそれなりに人口は維持できているようですが、今後プレイヤーは間違いなく急速に減ることでしょう。システム周りや仕様がソシャゲベースなことを考えれば、ハイスペPCでしかできない本作との相性も最悪です。

キャラがかわいいだけに、この酷さはホントに残念です。現状だと「楽しむために必要なゲーム要素が苦行でしかない」という前作の短所がそのままなので、せめて敵の強さやイベントの交換レートなどを見直して欲しい限りですね。

 

繰り返し言いますが、キャラの出来はホントにいいんです。だからホントに残念なんです。

 

せめて艦これ並にプレイの敷居が低ければログインだけして放置ボイス聞いたり、つつき回してニヤニヤする楽しさも手軽に味わえたんです。しかし高負荷アプリケーションなので他ゲーしながら放置することも難しく、スマホ版も当然ないのでスタミナ消化が非常にめんどくさい。

そしてもう一つ、新キャラが増える可能性がほぼ0%ってのも痛いですね。これからは水着をどんどん増やしていくことになるはずですが、ステージクリア報酬で石を稼げるのは序盤だけです。つまり、2回目のイベントが始まる頃には課金しないとまともにガチャが回せなくなります。新しい水着が増えても結局ほとんど手に入らず、楽しめるのは廃課金だけになるのが目に見えてます。

でもこのゲームにガチャ課金するくらいなら、前作DOAX3で水着DLC買った方が爆死の心配がないだけまだマシなんじゃないでしょうか。500円で欲しくもないR水着(通常ステージで腐るほど手に入る)が被りまくるのと、欲しいのを確実に数百円で買えるDLCを比べたらどっちがいいかなんてすぐにわかります。

そんなこんなでこのゲームの行く末がものすごく心配ではあります。私はこころちゃんとみさきちゃんを愛でるためだけにもうしばらく続けますが、無料プレイに限界が来たら潔くやめようと思います。