無の探求

通称「なす」 無色で無職な無敵なフリーライター。まだ誰にも染められてません。今ならあなた色に染めるチャンス。2017年7月18日ブログ開設。

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利用率1割!格安SIMが増えない理由とよくある誤解

 

大手3大キャリアの料金が談合で横並びの高額なのは今に始まったことではないですが、格安にしない人はいつまで搾取され続ける気なんでしょうか。仕事用なら通話の頻度的に確かに格安SIMは向きませんが、学生や主婦なのに格安にしない人はアホなんでしょうか。LINEでしか連絡しないのに通話料気にしてる人はアホなんでしょうか。世間の格安SIMへの理解度の低さは本当に嘆かわしいです。

今回は格安SIMの利用率や、メリットデメリットを実用的な目線で解説します。

 

 

格安SIMの全体利用率は僅か10%程度

mmdlabo.jp

上のサイトによると、15歳~69歳の格安SIMの利用率(メインの端末)がまだ10%を超えていないようです。話題になってから随分経っている上にCMもバンバン流れているのにこの利用率です。明らかに低すぎますよね。

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このグラフで見てみると確かに3年間で随分と増えてはいます。おそらく2017年3月~現在まででは過去最高クラスの増え方をしているとは思いますが、それでも10%を超えるかどうかでしょう。ちなみにメイン端末としてではなく単純な利用率だと「14.7%」まで増えています。

格安SIMは高年収ほど利用率が高い

smappy-if.com

実はお金に困っている低年収の層よりも、余裕のある高年収の層のほうが格安SIMの利用率が高いんです。お金に対する意識の違いがこういったカタチで現れたわけですね。

といっても3大キャリアから格安SIMにするかどうかで変動する金額は年間5万程度だと思うので、これ自体が生活の質に多大な影響を与えるわけではありません。でも低年収層にとって年間5万円は決して安くはない金額のはずです。

テレビ特集コーナーによくある家族の支出グラフで「通信費3万円」とか見かけますよね?あれなんて情弱の最たる例で、全員格安SIMにすれば1万円以下にできるんですよ。にもかかわらず「節約頑張ってます」なんていってたらもうお笑いです。電気の点けっぱなしや水道の出しっぱなしを気にして数十円単位の節約をする前に、真っ先にやることがあるでしょうに。

大体の人は格安SIMの標準プラン(3GB)で物足りる

www.ntt.com

上のサイトにはこんなグラフがあります。

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スマホユーザーのデータ使用量をグラフ化したものですが、3GB以上使う人は僅か9.4%しかいません。つまり、世の中の9割の人は格安SIMの標準プランである3GBプランで事足りるんですよ。

10GBとかじゃないと満足できない人は出先で動画を見まくっているんだと思いますが、なぜWi-Fi環境以外でそんな無謀なことをするのか私には理解できません。普通にネットサーフィンする程度でも3GBあれば充分なはずですからね。あらかじめ動画をWi-Fi環境でダウンロードしておくという選択肢もきっと頭にないと思いますし、データ使用量の多さはリテラシーの低さに比例していると私は思います。

人気格安SIM会社の3GB料金比較

人気格安SIM会社の3GBプランの利用料金はこんな感じになります。
※通話SIM(通話機能付きの一般的なSIMカード)の場合

楽天モバイル  1,600円(3.1GB/月)

DMMモバイル 1,500円(3GB/月)

OCNモバイル 1,800円(3GB/月)

IIJmio 1,600円(3GB/月)

mineo 1,600円(3GB/月)

BIGLOBE SIM 1,600円(3GB/月)

これに対して大手3大キャリアの場合は基本的に「通話プラン」と「データプラン」の重ね掛けになり、合計で5,000円は超えてきます。更に不要なオプションを複数付けられている可能性が高いため、自分で管理できない人はとことん搾取され続けます。

ちなみに「通話SIM」ではなく「データSIM(通話機能がない)」を選べば月額1,000円以下も可能ですが、こちらはLINEなどの通話可能アプリの機能が一部使えなくなります。データSIMは主に通話用のガラケーと2台持ちする場合に選ばれるSIMカードなので、単純に安いからといって選択すると痛い目に遭います。

「情弱向け」にシフトした大手3大キャリア

DOCOMOを例に説明していきます。まずはこの画像をご覧ください。

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トップページから「料金・割引」へと進み、更に「基本プラン」のタブを選んだ状態です。恐らく情弱の大半はまずこのページに来ることすらできないのではないでしょうか。

更にこのページの右側の項目を見てもわかるとおり、異常に枝分かれしています。ユーザーにわかりやすくする工夫は一切感じられず、むしろ逆にわかりにくくしています。でもこれには理由があるんです。

公式ページを難解にすることで店頭まで足を運ばせる

公式ページで理解しにくい仕様にすることで、自然と客足は店頭のショップに延びてきます。店員に全て任せればある意味では安心だからです。

しかし、これが最大の罠でもあります。

まず店頭に来る時点で、情弱であることがほぼほぼ確定しています。それは店員が一番よくわかっていることでしょう。つまり、騙しやすいんです。店員は懇切丁寧に説明してくれることでしょうが、その説明を理解できない人が多いのではないでしょうか。大半が店員に言われるがままに保証系のサービスや不要なオプションを契約させられまくって家に帰ってきます。

特に悪質な場合、ネット回線のプロバイダやタブレットまで新規契約させるケースも多々あるようです。情弱はどのプロバイダを利用しても同じですし、タブレットなんて使いこなせません。そもそも必要すらないでしょう。

クレームの耐えないドコモショップ

matome.naver.jp

契約内容の煩雑さに加え、情弱からとことん搾り取るスタイルのドコモショップは悪評が耐えません。私も昔に姉が騙されたのでクレームを入れたことがありますが、お客様センターに電話すると「担当ショップへかけろ」と言われ、ショップに電話すると「お客様センターにかけろ」と言われる始末です。

また、電話窓口も以上に枝分かれしていて非常にわかりにくくしてあります。おそらくこれもクレームの意志を削ぐための策なのでしょう。私の場合、「プロバイダーなんてどこも同じです」というあり得ない説明で新規プロバイダ契約をさせるというダブスタをかましながらも「説明不足でした」で押し通す姿勢には恐れ入りましたよ。しかも実質的には謝罪も何もありませんでした。

格安SIMが増えない2つの理由

「安心を金で買う」というただの怠惰

なんだかんだ「大手だから安心できる」と考えている人は多いようです。しかし、その考えの根底にあるのは「面倒だから乗り換えない」だけではないでしょうか。私に言わせれば、格安SIMのサービスのほうが圧倒的に丁寧ですし、サポートも充実しています。

大手キャリアがヤクザまがいの顧客対応で度々炎上しているのを見れば、どこにも安心などないことはすぐにわかると思います。また、情弱の上であぐらをかいてる大企業の経営体制が改善されることなどほぼありません。特に努力しなくても情弱から搾取できるんですから、当たり前ですよね。

安いものを信用しない国民性

一般的に高品質なものほど高額ですし、金額とクオリティはほぼ比例すると言ってもいいでしょう。しかし、ケータイキャリアに関してはどうでしょう。

異常に高額な利用料金の割には大半の利用者が不満たらたらじゃないですか?高品質ならなぜ頻繁に店頭ショップの対応が問題視されるのでしょうか?なぜユーザーに必要のないものを無理やり契約させるのでしょうか?

大手だからと言って妄信的になるのは危険です。今一度、自分の利用会社が本当に信用できるのか改めてみてはいかがでしょうか。

格安SIMで誤解されやすいこと

乗り換えに踏み切れない人の多くは格安SIMに対して誤解だらけです。その一例を紹介していきましょう。

回線は大手キャリアと全く同じ

よく通信速度が心配だの不安定だのと噂されますが、そもそも格安SIMというのは「大手通信会社の回線を借りた事業者」です。基本的にはドコモ回線を使用していると思って問題ありません。

回線が同じでも信用できないですか?どのへんが信用できないですか?

恐らく答えられませんよね。結局あなたは「実態」ではなく「名前」だけで信用度を測っているんです。そんな薄っぺらい信用は今すぐ捨てましょう。

通信速度を気にするほど玄人なの?

そもそも通信速度の目安をご存知ですか?

例えばあなたが普段使っているLANケーブルをつないだPCですが、おそらく下り10~50Mbps くらいだと思います。これは一般的な実測値の平均です。そして動画のようなコンテンツを除けばネットサーフィンには3Mbpsあれば充分快適と言われています。

そして、一般的に遅いといわれるのはこの速度が300kbpsを下回ったときでしょう。これは余程混雑してたり電話状況の悪い時でない限りは測定されない数値です。つまり、遅いと感じるのは大抵の場合「あなたが使いすぎだから」です。ペナルティで遅くなっているだけで、回線自体は全く問題ないんですよ。

そして一番大事なのは、上でも言ってるように「回線自体は大手のものと全く同じ」ということです。同じなんです。速度ももちろん同じです。回線で言えば、格安SIMは大手と運命共同体なんです。大手が通信障害を起こせば格安SIM業者もそのままダメージを受けます。

ちなみにプロバイダの広告で「下り最高100Mbps!」なんて書かれてるのをよく見かけると思いますが、あれはベストエフォート方式という「理論上最高値」なので全くアテになりません。実際はその10分の1くらいだと思ってください。

例を挙げると、レースゲームでTASを使って「このコースは最速だと10秒でゴールできます」みたいに宣伝しているようなものです。

通信料が怖い?LINEしか使ってないのに?

格安SIMの料金設定は基本的に「月額のプラン料金」と通話代だけです。この通話代だけで見れば確かに大手キャリアよりも高いのは確かですが、仕事以外でスマホ自体の通話機能を使うことなんて頻繁にありますか?

大半の人はLINEやSMSで連絡を取り合いますよね?SMSは多少料金がかかりますが、LINEに関しては無料通話アプリなので通話料とは関係ありません。しかし、意外とこれを誤解している人が多いです。

ちなみに、格安SIMでも問題なく各種アプリは利用できます。アカウント制のアプリならば乗り換えた後で再インストールすればそのままログインできますし、支障はありません。

今更キャリアメールなんて必要ですか?

格安SIMにはキャリアメールがありません。ケータイ時代からの付き合いがあれば格安に乗り換えた際の連絡先の更新がちょっと面倒ではありますが、いまどきキャリアメールの需要はほぼありません。仕事用のアドレスはGmailのようなフリーメールで充分ですし、電話番号に関してもMNP(電話番号そのままで格安に移行)すれば問題ありません。それに仕事用のケータイは会社から支給される場合もあるでしょう。

まとめ

私は楽天モバイルのSIMカードで「マイクロSIM」と「ナノSIM」を間違えて契約した挙句に「大きさが合わないのでカッターで切る」という通称「SIMカット」を行ったことがあるんですよ。「それレンタルなので今後は気をつけてくださいね」ってちょっと怒ってましたけど、もしドコモで同じようなことやったら洒落にならなかったかもしれません。私みたいなクソ野郎が相手でもサポートは本当に丁寧でした。まあ結局カットに失敗してSIMの再発行でお金かかりましたけどね。

実際に利用してみると、大手なんかよりも格安の方がよっぽど運営が丁寧だとすぐにわかります。そうしないと大手から顧客を奪えないので、大手のように情弱の上であぐらをかいたりしないわけです。大手のサービスが向上しないのは、元をただせばユーザーが怠慢だからです。ユーザーが大手からよりよいサービスに流れていけば、大手も今後を考えざるをえなくなるのです。