無の探求

ひねくれすぎて社会に馴染めなかったぼっちフリーランス(Webライター)の根暗ブログです。記事テーマはゲーム、ライター関連、ネットの話題など色々。2017年7月18日ブログ開設。

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ネトゲにおける「エンジョイ勢」という言葉は色々とオカシイ

「エンジョイ勢」という言葉を皆さんはどう思いますか?私は常々この言葉に疑問を持っています。そもそも「エンジョイしてるのはお前らだけじゃないだろう」と。ガチの人だってエンジョイしてますし、そもそもゲームなんだから楽しんでない人のほうが圧倒的に少数派なはずです。今回はネトゲ文化に触れつつこのへんのボヤキを中心に書きます。

 

 

そもそも「エンジョイ勢」とは?

以下、ニコニコ大百科より抜粋

エンジョイ勢とは、対戦、協力といった他者との交流を推奨するゲームを中心に、プレイヤー間で使われる用語である。

ゲームのルールを積極的に学び、研究して強くなろうとする「ガチ勢」の対義語と位置付けられているプレイスタイル。
(最低限のルールを知った上で)ランキングなどもさほど意識せず、純粋にゲームを楽しむ人たちを指している。
似た印象を持つ用語として「ヌル勢」があるが、これはガチ勢から見た相対的、やや侮蔑的な視点も含まれる。

長くプレイヤー間でしか使われてこなかった用語だったが、最近では制作側も、特にオンライン対戦での棲み分けを目的として使うこともある。

 運営目線だと「ライトプレイヤー」という分類になることが多く、ゲームを始めて間もない新規プレイヤーと一括りにされることが多いです。明確な定義はないですが、ざっくり言えば「ガチではない一般プレイヤー」といったところでしょうか。

批判されがちな要因

上の引用で赤くしてある(最低限のルールを知った上で)というのは非常に重要で、この前提を達成していない層は何とも厄介な層になりがちです。仮にこの前提をクリアしていないというだけなら「ただの初心者」で済む話なのですが、彼らが「エンジョイ勢を自称」していた場合は別です。批判される「エンジョイ勢」は基本的にこの「自称勢」であり、言葉の意味を履き違えています。

その場合はほぼ例外なく「周囲への迷惑を考えていない寄生プレイヤー」です。「エンジョイ勢」という言葉を隠れ蓑にし、ゲームシステムを覚えたりクエストギミックを予習したり装備を相応に整えたりといった自身が強くなる努力を嫌う傾向が非常に強いのが特徴です。

彼らは「大人数で遊ぶオンラインゲーム」と「オフラインのソロゲーム」を混同しており、協力・協調という概念がありません。故に周囲への配慮もなく、ソロゲー感覚でやりたいようにやります。「ゲーム=遊び=自由」という考えでもあるため、周囲からゲームシステムを学ぶことなどを示唆されることを非常に嫌うのも大きな特徴だと言えます。彼らにとって他人に何かを強いること、特に「覚える・予習する・練習する」といった要素は全て「ガチ」な要素であり、決して他者に強いられてはいけない要素なのです。

アイデンティティと化した「自称エンジョイ勢」

ゲーム内でなにやらおかしな動きや香ばしい全体チャットをしているプレイヤーを確認してみると、高確率で「エンジョイ勢」というフレーズをプロフィールに含めています。彼らはこれでもかと「エンジョイ」している自分を周囲へアピールします。まるで「俺たちは楽しんでいるんだ!」と周囲を威圧するかのような振る舞いです。

例えばPSO2を例に挙げると、ビギナー用ブロックに常駐して内輪ネタの会話を垂れ流しながら私物化している層や、過密ブロックの目立つ位置でフリメで自己主張しつつダンス放置(通称“ 放置ダンサー”)している層がいい例です。彼らは害悪な自称エンジョイ勢の典型であり、ほぼ全方位に嫌われています。

エキスパブロックの穴ボコ問題・・・何が起きた? : A.R.K.S.幻創備忘録 - PSO2

↑のブログ様から画像を引用させていただきます。

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なぜか上のほうのブロックが無視されて中途半端な位置からエキスパートブロックが埋まっているのがわかると思いますが、この原因は上でも言った「放置ダンサー」です。彼らの装備があまりに弱くPSも低かったために、放置ダンサーの多いブロックでクエストに行くと寄生だらけになる事態が多くの鯖で発生しました。

彼らは基本的に過密ブロック(一番上のブロック)でダンス放置して自己主張する習性があるため、それを避けるためにマトモなプレイヤーがその下のブロックに移動しました。

すると今後は放置ダンサーまで一緒に移動、そしたらまたマトモなプレイヤーがry。あとはその繰り返しです。下に下がったブロックの数だけネトゲの闇の深さが垣間見えますね。これは「自称エンジョイ勢」というより「放置ダンサー」の問題ですが、両者は概ねイコールの関係です。放置ダンサーのプロフはまるで出会い系サイトの利用者のような文面になっており、エンジョイというより出会い厨といったほうが正しいかもしれません。それでいて自己主張の塊(しかも下手糞)なので、嫌われるのも無理ありません。

エンジョイ勢と対を成す「準廃」

真のガチ勢は基本的に他者に無関心であり、必要最低限のコミュニケーションしかとらない傾向があります。故にゲームへの不満などがあっても所構わず垂れ流したりせず、自身の楽しみ方を模索して勝手に楽しむことが多いようです。

よくガチ勢はひとくくりにして批判されますが、その対象は厳密にはガチ勢とは異なる存在です。それはガチ勢の下に位置する「準廃」と呼ばれる層なのです。

「準廃」は概ねこんな感じのプレイヤーだと思ってください

  • 火力至上主義で装備自慢が趣味
  • 自分より下手だと思ったプレイヤーは地雷認定
  • PSは平均よりは上だが、突き詰めたガチ勢には遠く及ばない
  • 新規プレイヤーを嫌う(当たり前だが新規は弱いため)
  • 他者へ求める要求が高いが、自分で固定メンバーを集める努力はしない
  • 性格に難のある人物が多く、フレンドが少ない

こうやって列挙するととてつもなく嫌なヤツに見えますが、ホントにこんな感じです。ゲームを衰退させる一番邪魔な層だと言われており、彼らが多くなるとゲーム全体のギスギス度合いが一気に向上するので新規が寄り付かなくなります。特に、始めて間もない新規プレイヤーが準廃層に目を付けられて心無い罵声を浴びせられる事案も多々あるようです。

もちろんエンジョイ勢との関係も最悪であり、互いに最も嫌い合ってると言えます。特に自称エンジョイ勢と準廃がクエストで一緒になってしまうと、エンジョイ勢ではなく「炎上勢」になります。嫌われ者同士がいがみ合う光景は何とも見苦しく、マトモな一般プレイヤーはドン引きでしょう。

ゲームの楽しみ方をこじらせた者たち

ここでネトゲ特有の文化にも触れたいと思います。

とりあえずPSO2の2ch本スレの一部をご覧ください。

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事情を知らない人にとってはかなり不気味な光景だと思います。なんで文頭に(´・ω・`)がついているのかといえば、一言では説明できない複雑で事情があるのです。

彼らの名前は「らん豚」

知らない人にとっては説明を読んでも意味がわからない予感がするものの、とりあえずリンクを貼ります。

dic.nicovideo.jp

以下は概要部分のみの引用

元はFEZの本スレ(2ちゃんねるネトゲ実況板)で発生した、糞ゲーを忌む豚。
一人称は「らんらん」、挨拶も「らんらん」、そして豚なので「らん豚」。なぜ「らんらん」なのかは諸説あるが、具体的なところはハッキリしていない。
度重なる改悪によるゲームバランスの崩壊で心が壊れた住民は
豚のペルソナを被り、皆らん豚化すると言われている。
或る者は新作タイトルの発表に心をときめかせ、待ちに待ったクローズドβやオープンβに参加したものの
あまりの不具合の多さ、メンテナンスの頻繁さに疲れ
また或る者は正式サービス後の急速な廃課金優遇に失望し、スレを彷徨い続ける。
「ぼくらの叫びを聞いて欲しい、この悲しみを分って欲しい」
そのささやかな願いと祈りを込めて今日も彼らは豚小屋で啼く、やがて啼く気力も尽きて流す涙も涸れた時
彼らは旅立つだろう、いつかどこかできっと心安らげるネトゲにめぐり合えることを信じて……。らん豚が気に入ればネットゲーム関係の板に限らず出没するケースが多数見られる、FFTネタに過敏に反応する豚も居るようだ

ものすごく意訳すると、「大好きだったはずのネトゲが次第にクソゲー化することで素直に楽しめなくなったが、思い入れや期待が入り混じり引退に踏み切る決心はつかない」という、煮え切らない哀愁を背負った2chのネトゲスレに巣くう半引退プレイヤーの総称です。

 

ちなみに「豚小屋」というのは「らん豚」で溢れかえったネトゲの本スレのことを指し、上の画像のように皆が(´・ω・`)を文頭につけることでペルソナ(仮面)として装着しています。主に不満や皮肉、自虐といったネガティブ要素だけで構成された彼らを嫌うプレイヤーも多いですが、ネトゲの文化として受け入れられている節もあります。

また、稀に見る神アプデや心躍る新情報などが発表されるとペルソナが剥がれ落ちて純粋な心を取り戻します。そうなった時、彼らはようやく豚から人間に戻れるのです。しかし、それが期待はずれだった際は再び分厚いペルソナと共に彼らは豚小屋へと戻ってきます。

ゲームそのものよりも豚小屋生活を楽しむらん豚たち

彼らはゲームの事情を追いかけてはいるものの、ゲームそのものよりも豚小屋でのらん豚たちとの根暗なコミュニケーションを好みます。この記事の冒頭で触れた「ゲームをエンジョイしていない一部の層」は彼らが正にそうです。

見方によっては彼らも彼らなりの楽しみ方でエンジョイしているわけですが、理解できない人もかなりいることと思います。特にエンジョイ勢から見たら確実に理解不能で頭のオカシイ連中だとしか映らないでしょう。

しかし、らん豚も最初は純粋なエンジョイ勢の端くれでした。彼らは純粋にゲームを楽しむエンジョイ勢を羨む一方で、「なぜこんな酷い状態なのに楽しめるんだろうか」と冷めた視線も同時に送ります。生活の基盤がネトゲになっている人間ほど「らん豚」の罹患率が高く、より強い刺激や期待が得られる対象が見つからない限りは完治しない厄介な心の病なのです。

この文化が一般に浸透し始めたことで中には「ファッションらん豚」とも言うべきライトならん豚も存在しますが、彼らは所詮はニワカ。真の根暗集団たる豚小屋の住人からは鼻で笑われます。しかしその嘲笑は届くこともなく、届いたとしても逆に嘲笑されかねない事案。ネットの片隅でひっそりと根暗ライフを享受する彼らはそっとしておくのが正解でしょう。

ゲーム内に存在する「らん豚」の影響

豚小屋ではなくゲーム内にらん豚が出現した場合ですが、これはネタがジョークとして通じない場合は非常に嫌われます。なにせ口をあければゲームへの不満ばかりですから、一緒にいる人はおそらくいい気分ではないです。ある意味では、同じ考えの人(豚)同士が集まってひっそりと楽しんでいる豚小屋は健全だとも言えます。誰にも迷惑かけてないですしね。

問題なのは、ゲームにログインしてまで不平不満を垂れ流す「エセらん豚」です。果たして彼らは「エンジョイ」してると言えるのか。答えはNOでしょう。楽しんでいる人達が周囲にいたとしても、彼らの不平不満は止むことはありません。ネトゲで「豚は豚小屋に帰れ」なんてよくいわれるのはこのせいでもあります。

エンジョイ勢という言葉はそもそもおかしい

ここでようやく本題。

エンジョイしてるかどうかなんて他人が判断することではない気もしますが、自分は楽しんでるんだぞアピールをする人間もなんだか見苦しい感じはありますよね。なんでそうまでしてガチ勢との差別化を図りたがるのか、理由はやはり「ガチ勢を見下してる」からなんでしょうか。

高価な装備への更新や動きの練習をしているプレイヤーに対して「ゲームにマジになるなよwww」なんて煽りをするのも基本的にはエンジョイ勢ですし、ネトゲというものに対する考え方がやはりズレている感じがあります。

例えば卓球部の公式試合で1人だけスリッパで参戦しようとしたヤツがいたらみんなどう思いますか?ソイツはウケ狙いのつもりで楽しんでても、試合に真剣な他のメンバーは「お前ふざけてんの?帰って?」ってなりますよね。

ソイツに足を引っ張られながらも優勝して打ち上げに行きましょうって時に、ソイツも堂々と参加してきたらどう思いますか?「お前何しにきたの?帰って?」ってなりませんか?しかも参加費持ってきてなかったらどうしますか?「氏んで?」ってなりませんか?

舞台は違えど、ネトゲも同じなんですよ。「お前が個人の楽しみを優先したせいで皆が不快な思いをする」ってことです。更に自分は何もせずにおいしいところだけおこぼれにあずかろうというナメ腐った精神まで持ち合わせていたら、正に地雷ですよね。害悪エンジョイ勢はこういった図太さを持ちながら自分だけ楽しければそれでいいと思っている考え方だからこそ嫌われるのです。

つまり、ネトゲはもちろん集団コミュニティにおける「enjoy」は「I enjoy(私は楽しむ)」ではなく「We enjoy(私たちは楽しむ)」でなければなりません。これは全ての自称エンジョイ勢に声を大にして言いたい。

1人で勝手にエンジョイ勢を自称してる時点で色々ダメなんですよ。お前と一緒になった人は気分悪くて楽しくないんじゃないの?ってことです。

でも本来はこんなに難しく考えることでもないんですよ。単純に「人の迷惑になるかどうか」で判断すればいいだけです。もし自分の行いが迷惑になるかわからないのであれば、それこそ真っ先に調べるべきことです。どんな事柄においても、やってはいけないことだけをまとめればそんなに多くはないはずです。それすら調べる気がないのなら、もうずっと1人で生きていってほしい。これはゲームだろうがリアルだろうが関係ないマナーです。

私に言わせれば、「ゲームなんかにwww」なんて言っておきながら自分もゲームしてるような輩のダブスタっぷりは失笑ものです。総じて頭の悪い人間の苦しい言い訳なので、もしこのフレーズを言う人間がいたら鼻で笑ってあげましょう。

まとめ

気付いたらエンジョイ勢の批判が中心になってました。私が捻くれているが故の発想が少々多いかもしれませんが、上の見出しに書いたことは結構多くの人が感じていることなんじゃないでしょうか。

また、私はこの記事で啓発しようとか問題提起しようとかそんな高尚なことは一切考えてない意識低い系なので、ただ言いたいことを喚いてるだけの記事だと思っていただけると幸いです。