無の探求

通称「なす」 無色で無職な無敵なフリーライター。まだ誰にも染められてません。今ならあなた色に染めるチャンス。2017年7月18日ブログ開設。

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クラウドソーシングの低単価Webライターは駆逐されるべき

どうも、なすです。

私もかつてはクラウドソーシングで1文字0.2円とかの糞みたいなお仕事に精を出していた元底辺ライターなんですが、そんな仕事をたくさんやったからこそ言えることもあります。

あんなのお仕事とは呼べないです。

主にクラウドソーシングの話ですが、Webライターの仕事に興味を持ってしまった残念な人がいたら現実を付き付けてあげたい。あんなの、学生時代に何もしてこなかった就職失敗組や暇すぎてすることない専業主婦の受け皿でしかないです。じゃあどのくらい酷いのかってお話をしていきますよ。

 

パクリ記事なのに文章力の向上?笑わせないでよ

まず前提としてクラウドソーシングもといWebライターの仕事というのは9割がたキュレーションなんです。このキュレーションってのは「決められたテーマについてネットや本で調べてまとめて記事化する」ことを指す言葉なんですが、ぶっちゃけパクリです。だってそうでしょ?他の記事に書いてある内容を書き換えてまとめるんですから、内容的には全く同じものが出来上がるんです。書き方変えようが内容は同じなので読者的には同じです。

www.amamiyashion.com

この記事でも言われているように、パクりがあまりに平然と行われているので問題にもなります。そりゃ素人使ったら著作権の意識なんてないですし、粗雑なキュレーションメディアは編集者も意識が低いことが多いです。(そのくせ要求だけはいっちょ前な人も多い)

しかも雇われているライターはほぼ全員が素人です。素人が法律記事や医療記事を書いてるんですよ。そんなの中身が濃くなる要素ゼロじゃないですか。

ガチな人だと図書館行ったり取材しちゃったりする人も稀にいるみたいですが、そんなに意識高いなら出版社や雑誌社の面接受けてきなさいよ。確実に頑張る場所間違えてますよあなた。キュレーションで自分だけ頑張っても、その他大勢の素人が足を引っ張るので意味ないです。そんだけフットワーク軽いならクラウドソーシングなんてやめたほうがいいです。

今は上位表示されている記事の大半がキュレーションだったりしますが、そのせいで「キュレーション記事を更にパクってキュレーションする」みたいな糞の上塗り現象まで見受けられます。もうアホみたいですよね。オリジナル記事はどこに埋もれたんでしょうか。

キュレーションは読者ではなく検索エンジンへ向けた記事

記事の原則としてリライトやコピペはNGです。なぜダメなのかというと、検索エンジンに嫌われて表示されなくなるからです。一般的なリライトの定義としては「文末表現や言い回しを変える」といった具合の修正ですが、キュレーションはコレの延長みたいなもんなんですよ。

私から見て、キュレーションで大切なポイントはこの3つです。

  1. 内容的にパクってるのが検索エンジンにバレないようにする
  2. 見出しの工夫やリンクなどで「いい記事」っぽく見せかける
  3. とにかく大量に書いて「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」を地で行く

検索エンジンも万能ではないので、文章を入れ替えたり構成をちょっと変えればオリジナル記事として評価してもらえます。タイトルや見出しにキーワードや数字を入れることで検索されやすくするのも大事です。そして一番大事なのは「絶え間なく量産し続ける」こと。大量に必要だからこそ、安い単価で働く奴隷がたくさん必要になります。そんな奴隷がたくさんいるのがクラウドソーシングです。

キュレーターってのはある意味では「検索エンジンを騙すプロ」です。でも検索エンジンには評価されても、読者には評価されない。ライターとしては悲しいですよねこれ。キュレーション記事にも大体SNSのシェアボタンがついてますが、例外なく「イイね」も「リツイート」も0です。よくて10件行けば良い方ですかね。そんな記事ばっかり増えたらそりゃウザいですよ。

キュレーションは基本的に著者名が載らない

これがどういうことかって言うと、「この記事は私が書きました!」っていう証拠にならないんですよ。つまり実績としてカウントできないんです。ライターという仕事は経歴や実績がないと自己PRが成り立たず、仕事のランクアップができません。

つまり、記名できない仕事ばかりやっていると延々とその仕事しかできない状態になります。著者名が載るキュレーションの仕事もあるにはありますが、読者的にはそんなのどうでもいいんですよね。だってキュレーションなのに「この人の記事をもっと読みたい!」なんて絶対に思わないですもん。むしろ私のような捻くれた考えだと「パクり記事書いてる分際で何いっちょ前に名乗ってるの?」って感じですよ。

キュレーションは検索者にとって邪魔でしかない

wol.nikkeibp.co.jp

上の記事でも言われているように、ほとんど素人が記事を書いているので著作権は平気で無視するし、間違った情報も平気で書きます。そして編集者も無能なのでそのまま掲載しちゃいます。だからこそ多方面で嫌われているんですよね。

私の経験からまとめると、キュレーションの問題点は主に3つです。

  1. 報酬が糞みたいに安い(10,000文字書いて2000円とかざらにある)
  2. 数が多すぎて検索時に良質な他記事が埋もれる
  3. 基本的にクライアントしか得しない

まず1ですが、報酬がゴミです。ある程度慣れている上級者向けだと1文字2円を超えて来る程度の案件も稀にありますが、そんなのは本当に稀です。仮にあったとしても「薬剤師の資格を持ってる人のみ」とか「医師免許取得者のみ」みたいな空気読まない案件がほとんどだと思っていいでしょう。あんなクズ底にそんな人材が埋もれてるわけないでしょう。いたとしてもそんな人材をゴミみたいな報酬で使おうとしてる神経がいけ好かない。

そもそも何でこんなに安いのかって、そりゃ「誰でもできるから」ですよ。むしろこれ出来ない人って小学生の読書感想文すらマトモに書けない人なんじゃないでしょうか。

しかし、そんな状況についにGoogle様も動きました。

www.itmedia.co.jp

簡単に記事内容を説明すると

Gooogle「ゴミ記事多すぎて検索の邪魔だからコイツら排除するね^^」

といった感じです。

何が面白いって、これ日本だけの限定対応なんです。検索エンジンに表示されやすくするための手法を「SEO」と呼ぶんですが、このSEOがある程度テンプレ化されて一般に浸透したため、キュレーションの記事構成もほとんど似たりよったりになったんですよ。その結果として、クオリティ低いのに検索上位に表示されてしまう糞記事が大量に出てきました。すっごい邪魔ですよね。

それがかなーり問題視された結果として、Googleが検索エンジンのアルゴリズムを変更するに至ったわけです。

そしてその結果どうなったでしょうか。

例えばキュレーションの案件でかなり多い「女性向け美容記事」の最たるものであろう「ダイエット記事」を検索すると…

 

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キュレーションしかヒットしねぇ!

内容を見てみても、すっごい薄っぺらい。アルゴリズム変更から大分経つのに、状況はあまり変わっていないようです。Google仕事しろ。

↓1位の記事なんて、「イイね」がたった12件だけですよ

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これは「ダイエット 方法」というキーワード検索にてGoogleが最も高く評価した記事で、検索1位なのでPV数がかなり多いはずです。でも見てください。数万人の目に触れたはずなのにも関わらず、読者評価が皆無に近いんです。まあいい記事であってもわざわざ「イイね」つける読者はそうそういないんですが、それでも12件は少なすぎだろってことです。

クライアントも悪いがライターも悪い

こんな糞みたいな仕事を出すクライアントも大概ですが、こんな仕事を引き受けるライターも大概ですよ。そもそも彼らをライターと呼ぶのは抵抗があるわけですが、あんたたちもっとプライド持ちなさいよ。

みんなが「こんな安いならやらねぇよボケェ」ってなって誰も引き受けなければクライアントは報酬上げるしかないんですよ。それなのにバカみたいに群がるからクライアントも調子の乗るんです。まあ彼らは需要と供給がかみ合っててる状態なのでそこは問題ないんですけどね。

ライターやるならクラウドソーシングには行くな

中にはいい仕事もあるにありますが、やめたほうがいいです。ライターするなら自分の好きなジャンルのメディアを探して、そこでライター募集があったら応募するのがいいです。

直接メディアと契約すればクラウドソーシングより単価がいいですし、ちゃんと名前出して活動できます。名前出してる記事があると実績として堂々と自己PRできるので非常に便利です。次の仕事にもつながりやすいと思います。

まあクラウドソーシングでの奴隷活動も経験としては無駄ではないと思いますが、ずっとそこにいても変化は得られないですよってことを知ってほしいですね。その状況に満足してるならいいですが、低単価キュレーターやってる人は「自分がネットを汚染してる」という自覚を持ってほしいところです。

まとめ

Webライター全てが悪いわけではありません。悪いのはクラウドソーシングで低クオリティなキュレーション記事を量産している人と、それをアテにしているクライアントです。

そもそも「いい記事」とはなんなのかを突き詰めると、それはやはり「おもしろい記事」であったり「役に立つ記事」なんですよね。

キュレーションっておもしろいですか?役に立ちますか?

上辺だけの情報が欲しいならとりあえずは役に立ちますが、そんな記事があまりにも多すぎるんです。検索1ページ目がほとんどそれですからね。やはり、AIの判断だけではそれらを判別するのは難しいのかもしれません。

いずれGoogleが更なる進化を遂げて、糞記事が上位結果から根絶やしにされることを願います。