無の探求

ひねくれすぎて社会に馴染めなかったぼっちフリーランス(Webライター)の根暗ブログです。記事テーマはゲーム、ライター関連、ネットの話題など色々。2017年7月18日ブログ開設。

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1年でMildomから通算3度目のスカウトが来たお話

どうも、NathVieです。

約1年ほど前に新規の動画配信サイト「Mildom」が設立し、それとほぼ同時に私にも最初のスカウトが来ました。

www.munotannkyu.com

詳しくは上の記事を読んでいただければと思いますが、結論から言いますとその時はDMに返事すらせずスカウト自体を無視しました。決め手になった理由としては最初に送られてきたDMが公式アカウントからではなく、完全に個人の謎アカウントからであまりに不審だったからです。

そして1年経った今になって通算3度目のスカウトが届き、私自身「なぜ今更?」と思わざるを得ないタイミングでした。2度もガン無視された相手をまたスカウトしようとする理由もろくなもんじゃないだろうなと。しかし1,2回目と違い「一度お話だけでもどうにかお願いします」とあまりに必死な感じが伝わってきたため、今回は無視せずにお話だけしてくることにしました。そのため守秘義務的に具体的なことはお話しできないですが、そこに触れない程度に今回の経緯などを記事にしようと思います。

謎の個人アカウントの真相

DMが送られてきた翌日に話し合いの場を設け、「とりあえずお話だけ」してきました。そして話すツールはDiscordにしましたが、ただ話すだけなのにいきなりフレンド申請を要求されたのは予想外でした。Discordはそんなことせずともグループ招待を送るだけですぐ話せます。確実に後が面倒になるので「その必要はないと思います」とすぐお断りしましたが、初対面の相手に私ほどモノをハッキリ言える人もそうそういないでしょう。大半の方が断れずにフレンド登録してしまうと思います。そして逃げにくくなっていると思います。言いたいことはハッキリ言わないと必ず後悔するんですよ。

まずはお約束の会社概要から説明されましたが、それらが一通り終わった後すぐに「1年前の謎スカウト事件」について運営の方と話しました。すると運営の方に「弊社では公式アカウント以外でのスカウトは基本的に行っていないので、おそらくなりすましではないかと思います」と言われ流石に私も驚きました。あんなLineIDや公式サポートのリンク掲載を始め、報酬面などあまりに具体的過ぎる手の込んだなりすましがホントにあり得るものなのかと。

そして話し合いが終わった後やはり腑に落ちない部分があったため、例のDM画面をスクショして添付し、運営の方に再度確認してもらいました。するとしばらくして返信があり、その謎の個人アカウントは現在Mildomを退社した元社員の方だと判明しました。つまりなりすましではなく本当のスカウトだったわけです。「当時はまだ設立したてで、このような形でのスカウトになってしまった」というのが経緯らしいですが、まあハッキリ言って理由になってないですね。普通に考えてそんな謎の個人アカウントからスカウトされても信用できないですし、言っちゃなんですがその元社員の方の営業常識が疑われます。基本的に公式アカウント以外ではスカウトしないと言ってた通り、おそらく上司などに確認せず独断でスカウトしたのでしょう。そうでなければその数週間後に公式アカウントのほうから再度スカウトされたりしないですし、DM送信後もチームと意思共有してなかったのだと思われます。色々と杜撰な部分が垣間見えますね。

これは内部情報なので守秘義務違反になりそうな部分ですが、前回の記事は運営の方も把握していた(普通にググったら出てきたらしい)ようで、曖昧だったDMに関して真相を追記することは許可を頂けました。批判的な内容も付随しましたが、それはまあそうでしょうということでご了承ください。

ちなみに記事の存在は知っていても私がそれを書いたことは知らなかったようです。大学生の就活ですら相手企業のことはそれなりに調べるじゃないですか。それが最低限の礼儀ってものじゃないですか。記事は認知してたのにブログやってることを知らなかったってことはツイッタープロフすら読まずにDM送信してきた可能性が高いわけで、そういうところに世間からヘイトを買う運営の体質が出てくると思うんですよ。

昨今のMildomの評判について

設立から間もなくしてMildomは「時給500円の配信サイト」として盛大にバズり、小遣い稼ぎが目的の無名配信者をはじめとした多くの新人配信者が参戦。大手eスポーツチームや有名配信者もおそらくは法外な報酬で次々他サイトから引き抜いてきました。

その結果どうなったかといえば、1年前に私が予想した通りになりました。金で引き抜く行為は配信者の懐が潤うだけで視聴者層には何のメリットもありません。当然ながら視聴者層の反感を買い、親会社が中国ということもありヘイトはますます加速。契約して公認配信者となった者は例外なく「守銭奴」の烙印を押され、法外な報酬と引き換えに信用やファンを失った者も多いでしょう。

そしてあの記事を書いた後も様々な不祥事が起こっていました。専属契約した大手eスポーツチーム「Crazy Raccoon」との契約解除騒動もそのひとつです。

game.watch.impress.co.jp

 最初にCrazy Raccoonサイドがこの告知を出したのが騒動の発端で、この後Mildom側が「そんな事実はない」と即座に否定。

そして今度は別の配信サイト「OPENREC」の公式アカウントがCrazy Raccoonの新たな契約先として台頭。

僅か1日たらずでこれだけ事が進み、外野から見ても闇が深そうです。

 「Crazy Raccoon」側は、独占契約を発表した翌日に配信した「第2回CR Cup」が、配信直後にサーバーがダウンし配信が止まるという事態が生じたことや、3月13日にCygamesのコンテンツを使った投稿・配信の禁止がなされたことなど、「Mildom」との信頼関係の構築、トラブル解決に至らず解約となったと説明している。

上の記事から引用しましたが、基本的には信頼関係の破綻が原因のようです。真意はともかく「解約の事実はない」と即座に否定してしまったことで、Mildom側の印象は更に悪化しました。

 

そして最近だと任天堂との権利トラブルが記憶に新しいですね。

game.watch.impress.co.jp

会社によって「著作物を利用した配信活動をどこまで許すか」という規約は様々ですが、基本的には個人での利用は配信は可能でも収益化はNGです。そして法人の場合は許可を取れば配信と収益化が可能になります。

PS4タイトルの場合は「本体のブロキャスやシェア機能を経由した配信・編集・投稿は収益化しなければ可能」というわかりやすい指標があります。これはキャプチャーボードなどを経由するとネタバレ防止の「配信禁止区間」などが普通に映ってしまい、ストーリー重視ソフトなどの売り上げの妨げになることが主な理由だと思われます。発売と同時に配信者たちがこぞって行う「クリアするまで終われません」系の配信はそういった事情をガン無視しており、重要なネタバレ部分も平気で垂れ流すような酷い場合は権利者の逆鱗に触れてYoutubeをBANされたりもするようです。

といっても配信・動画投稿の界隈では個人で無許可の配信・収益化をしているのが当たり前な現状で、当然メーカー側もそれを知っていて黙認しています。黙認する理由は多少なり「宣伝効果」があることや「あまりに個人の違反者が多すぎて対処しきれない点(私もその一員だが)」「下手に訴訟を起こすとケチなメーカーとして世間の印象が悪化する」といういたたまれない事情があってのことでしょう。

もちろんKONAMIのように規約を厳格化(当然何も悪いことではない)して配信活動を明確に制限するメーカーもあります。もともとゲーマー層からのヘイトが高めなこともあり、配信者を崇拝する頭の足りないキッズ層から理不尽なヘイトを集めてしまっているのは流石に可哀そうですね。そして配信する身としてはメーカー様が絶対の存在です。一言「もう配信やめろ」と言われたらそれに従うしかありません。我々のようないわば盗人まがいのことをしている配信者に対し寛容な姿勢をとってくださるメーカー様にはホントに頭が上がりません。配信者はそのことを常に念頭に置かなければダメですね。出すぎたマネをすれば我々はいとも容易く粛清される存在なのです。

そういった事情でメーカー側が個人を訴えることは余程のことがない限りまずないですし、あっても動画が権利者削除される程度の制裁措置が関の山でしょう。しかし法人の場合は明確に筋を通さなければならないので話が違ってきます。Mildomと任天堂がモメたのもそういった理由ですね。同年3月の時点でもサイゲームズのタイトルが配信禁止になっており、権利関係でも交渉が上手くいってないようです。

その一方で任天堂は「UUUM」や「OPENREC」とは著作物利用に関する包括許諾契約を締結しており、Mildomだけ「ハブられ」状態です。そういった背景もあってMildomの世間的な印象はますます悪化しています。

ちなみに私は「Mildomからまたスカウトされた」と話題に出しただけでフォロワー20人程度と登録者100人程度が一気にいなくなりました。全体から見れば微々たる変動でこの程度は日常茶飯事ですが、話題に出すだけでこの破壊力ともなればいざ契約したらとんでもないことになってたかもしれません。

改めてMildomの今後を予想する

私はライター兼業の個人事業主で収入は常に不安定ですし、同年代の平均年収を上回っているとしても、勤め人ではない以上社会的信用は当然ながら低い身分です。カード審査やローンで苦労させられます。そんな私でも安定した固定報酬が頂けるMildomとの契約は金銭面だけ見れば正直魅力ではあります。

しかし、スカウトのあった日に当チャンネルのリスナーの方々と意見交換したところ案の定Mildomに対して9割以上が否定的な見解でした。配信者はリスナーあっての存在ですし、それを無視して契約に踏み切れば裸の大将も同然。金と引き換えに今まで築き上げてきた信頼も失うでしょう。

そして運営の方と通話やチャットで協議を重ねて、私が感じた率直な感想は「相手への敬意が欠如している」という点です。話し方は好感が持てましたし、こちらの質問に対しネガティブな部分も偽らず正直に答えてくれる姿勢は美徳だと思います。しかし、2度スカウトされたのに返事せずスルーした私に対し今更3度目のスカウトを行った理由を伺うと「Mildomは深刻な人不足(配信者・リスナー共々)でどうにかして人を増やそうと思い、一度声を掛けた相手をリストアップして再度スカウトしている」と返答されました。契約交渉の場において自身の立場の弱さを吐露するのは営業マンとしては完全にアウトでしょう。そして何より相手に対し失礼です。

正直私もろくな理由ではないだろうと思ってはいましたが、案の定でした。何かと運営の危機を匂わせるネガティブな発言も多く、同情で契約させようとしている節が非常に目立ちます。最近の配信活動や頻度を聞かれたりで「私のことをまるで調査してないのでは」と不信感を募らせての質問でしたが、その返答でほぼ答え合わせ完了です。誘う相手への敬意はなく、人が増えれば誰でもいいと言ってるようなものです。

ああいった業界は人の入れ替わりが激しいのが通例ですが、最初に私を個人アカウントでスカウトした方はわずか1年以内に退社していることになります。手厳しい意見を言わせていただくと、「社員すら繋ぎ止められないのに配信者をどうやって繋ぎ止めるのか」と。結局人を金儲けの道具としか見てなく、相手への敬意が欠如しているから現状のようなヘイト加速になるのではないかと。

そしてMildomと契約して公認配信者になると、原則として他サイトでの配信活動は禁止されます。それはMildom設立からのこの1年間で周知の事実となっていることでしょう。しかしながらYoutubeとMildomでリアルタイムの同時配信を行っている公認配信者の方も散見されるのが客観的事実であり、人によって同じ公認であっても他サイトでの活動に関する契約内容がかなり違う可能性があります。契約を検討する上で非常に重要なことなのでその点を伺いましたが、「個人の契約内容についてはお答えしかねます」と返答拒否されました。まあこれは社外秘なので仕方ないことですが、基本的に禁止されてるはずの同時配信を長いスパンで行っている公認配信者がいるのは事実です。

私は一部の公認配信者だけ特別扱いされている可能性が高いのは納得できないので「他サイトでの活動に制約が加わらないのであれば契約を検討します」と早い段階で言いました。しかし、それに対し「確認して参ります」と言い残したきり数日待っても返事はありませんでした。社内で協議するのに時間がかかったのだと思いますが、その時点で一部の公認配信者だけ特例措置で他サイトでの活動を制限されていないことがほぼ確定します。私は返答を待たずにスカウトを断ることにしました。

普通に考えれば大手配信者はMildomと契約しなくともお金や知名度には困っていません。そして現状のMildomにお金以外の要素を期待して契約する人がいるとも思えません。大手であればあるほど、よほど法外な大金を積まれない限りは「ウチ以外では配信しないでね」なんて言っても誰も契約してくれないですよね。だからこそ契約条件を緩めて席だけ置いてもらおうとしてるのでしょう。その結果が公認格差を生んでいるのだと思います。

私はもともと敬意のないスカウトならば契約金の額に関係なく即お断りのつもりでした。前にGameWithからあまりに失礼なスカウトが来た時と同様です。設立から1年経ってもMildomはほとんど人が増えず、増えたのはヘイトだけでした。運営の方と話してみてその理由の一端を垣間見れた気がします。

Mildomへのヘイトをなくす方法

まず大前提として、金で他サイトから配信者を引き抜けば当然ヘイトが溜まります。前述したように配信者の懐が潤うだけで視聴者側は振り回されるデメリットしかないからです。そしてそれは運営の方も把握しており、ヘイト覚悟での策だったようです。しかしそのやり方だとMildomは努力すればするほど世間から嫌われていきます。わかっててコミュニティ荒らしをしているようなものです。

とは言っても最初から答えは出ています。引き抜きなどせず自社で新人配信者を育て上げればいいのです。最初に「時給500円」で多くの新人を一本釣りしたのですから、その方々をしっかりサポートして未来の大物配信者に育て上げればよかったのです。まあ案の定それに釣られるのは乞食まがいでやる気などさらさらない配信者もどきなので、運営が求めるような人材はほとんど得られなかったのでしょう。その証拠に今現在は全員に時給が発生するわけではなく、時給制度が発生する配信者は規約変更で一部に限定されています。だからこそヘイト覚悟で「引き抜き」という近道に全力を出してきたのだと思います。

他の一般企業であればヘッドハンティングは当たり前です。しかし配信者にはプラットフォーム単位で固有のファン層がおり、他社の優秀な人材を引き抜くのとは勝手が違います。引き抜いてもMildomでは裸の大将同然で、即戦力には成り得ないことも当然あります。そして引き抜いて視聴者が増えてもそれはMildomの視聴者ではなく、その配信者だけの視聴者です。Mildomまで付いてきてくれる熱心なファンは他のMildom配信者に関心などなく、それでMildomの人口が増えたとは言えません。

薄給で新卒に即戦力を求めた結果人離れが加速し廃れていくブラック企業と似たような本質でしょうか。違うのは運営母体が中国最強クラスの会社で資金力だけはあるという点。その資金力の使い方を完全に誤ったのだと思います。最初から配信活動などしていないタレントなどを寄せ集めて配信プラットフォームとして成長させればヘイトも集まらなかったでしょう。

現状ではMildomは「配信者の墓場」と揶揄されていますし、大手の配信者さんですら同時配信だと「Youtube側は同接2000人なのにMildom側は20人」という惨状です。同時ではなくMildomで限定配信すれば多少は増えるでしょうが、それでもYoutubeで配信した際の10分の1程度といった具合。プラットフォーム自体の魅力に乏しいのはもちろんのこと、引き抜きされた方は本来Youtubeがホームなので視聴者はそこ以外をわざわざ見に行くことはほぼないのです。

まとめ

今回は先方としっかりお話した上での否定的な記事となりました。先方と話した内容については具体的な部分は伏せて守秘義務に反しない程度に抑えているつもりですが、何か問題があれば後々記事を修正もしくは非公開にする可能性があるのでそこはご了承ください。